ケイチ&ココナッツ・グルーヴ

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旅の途中

ケイチ&ココナッツ・グルーヴ

2024/01/28 00:03

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ケイチ&ココナッツグルーヴのケイチです。

新たな試みとして、オフィシャルサイトとファンクラブ的なサイトを混ぜたようなこういう場所を作ってみました。日常で起こったこと、心が揺れ動いたこと誰かと強烈に共有したい映画といったそういうことを誰に伝えるでもなく書き留める場所になる予定です。

 

僕だけでなく、他のメンバーも、日替わりとまでは行かなくとも更新していきます。

写真はディスクブルーベリーでDJをするメンバー市原を見る僕ら。

 

Vlog的なMVの映像の撮影をかねて鎌倉までレンタカーを借りてみんなでのんびり向かいました。楽しかったけど、移動することついてちょっと思うことがありました。年齢を重ねるごとに、なんというか、こうしたショートトリップがかなり短く感じるようになっていくだけでなく、無機質で、無条件のワクワクがなくなっていくことが、やっぱり相当悲しいということ。

 

以前だったらたった50分の車の移動のなかで景色が都会から田舎へと変わっていくのが、想像を掻き立てる「旅」でした。例えば地元である熊本市内から、ミュージカルの練習をするために美里という小さな町へ向かう道中の車窓。曇り空、金色の穂をつける田んぼ、遠くに青く見えている山々。御船町の、ずっと続いている田んぼの中にずっと昔から建っている工場のような、煙をあげる建物。ミュージカルの曲がエンドレスで流れ続ける車内。5本の鉄塔のたつ、有明海を見下ろすように聳える金峰山の後ろへと沈んでいく太陽が生み出す、それはそれは美しい空のグラデーション。道の駅で急いで買うおにぎりの2つ入ったお弁当。その道の駅に立っている旗のもよう。非チェーンのスーパーで買う葡萄。新しいけどデザインとして木造になっている小学校。そこに通っていたかもしれない自分を想像すること。用水路にかかる枝垂れ柳のそばを歩いている、同い年くらいの子と話していたかもしれない世界のこと。

 

旅は目的地に着いてしまうから嫌いだ、という言葉をアインシュタインか誰かが言ってたような気がします。宇宙とか科学が好きだったケイチ少年(10歳くらい)にはよくわからない言葉だったけど、今はその意味がよくわかります。

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